2018年11月11日日曜日

年下かじぶんより経験の浅い女にむかって



あなた自身の歌を聴くのよ
            オリヴィア・ニュートン‐ジョン

Just to hear your song
Olivia Newton-John



杏里の
オリビアを聴きながら*
また辿りついて

尾崎亜美の
もちろん
本家本元の
もっと力の入った
歌唱**にも
いつものように
しばらく
とどまって

どうせなら
さらに
源の
オリヴィア・ニュートン‐ジョン
に遡る

それにしても
本物の
オリヴィアのほうの
あの歌
タイトルを
そよ風の誘惑***
と訳すのは
ひどい
ほんとうに
いまだに
思う

原題の
Have You Never Been Mellow
いまひとつ
ズレている気がして
聴くたび
もっといい題名が
つけられたのではないか
思う

歌い出しの歌詞の
There was a time when I was in a hurry as you are
などのほうが
よっぽど
よかったんじゃないかと
思う

あるいは
なんどもくり返される
I was like you
だとか
Have you never tried to find a comfort from inside
とか
Have you never been happy just to hear your song
とか
Have you never let someone else be strong
などのほうが

それにしても
There was a day when I just had to tell my point of view
と歌われるこの歌は
邦題が思わせかねない
ほのかな恋愛の歌とはまるで違って
まだ若いとはいえ
ある段階を
超えた
ちょっと大人になった女が
年下か
じぶんより経験の浅い女にむかって
歌う
オネエサンからの
諭しの歌か
助言の歌
励ましの歌なのだから

思えば
はじめから
ずいぶん
ユニークな出発を
したのだった
オリヴィア・ニュートン‐ジョンは




*オリビアを聴きながら(杏里)
**オリビアを聴きながら(尾崎亜美)
***Have You Never Been MellowOlivia Newton-John




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