2019年8月21日水曜日

聞いてみたくなっちゃう

  

ことに蒸し暑かった数日は
モーツァルトのアンソロジーなんか掛けちゃって
いかにも大衆向き
っていう10枚版の100曲だけど

それが
いい感じで
なんとも
ご機嫌な時間を作ってくれた

もっといい演奏は
いくらも持っているなァ
と思いながら
あえて
大衆向きのそれを
朝から夜まで
掛けっぱなしにしておいたのだが
いい感じなんだ
これが

ツイッターとかで
芸術とか
アートとか
について
一言居士さんたちがワンサと湧き出て
美だとか
快さとかの追求や実現を
芸術とか
アートとか
だと思っているような
有史以前みたいな馬鹿が表現の自由を規制するんじゃないよ
的な
威勢のいいことを言い散らす若者たちや中年初期たちもいて
あゝ、いつの時代も
アヴァンギャルドぶるのに陥ちゃうんだな
むかし懐かし
な文化風俗を観察させられちゃう
ので
あった

こういう人たち
いかにも大衆向けのモーツァルトのアンソロジーなんか
目の前にしちゃったら
どんだけ大爆発して
ケチョンケチョンに罵倒するんだろう
と思っちゃう

モーツァルトなんか
芸術じゃねえよ
とか
アートの敵だよ
とか
かれらが言うのを
聞いてみたくなっちゃう




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