2019年8月14日水曜日

ゴルトベルク変奏曲のVariatio16からの流れなんて

 

暑くて湿っているときには
夏好きのぼくでもさすがにヤんなっちゃう

かといって
かき氷を食べたいとも思わないし
ビールを飲みたいとも思わない
お腹を冷やしたくないし
からだをだるくしたくもないから

熱中症予防にクーラーをつけろと世間は騒ぐが
それだって
やっぱりあまり点けない
人力車を引く仕事をしている若者たちは
熱帯夜でもクーラーなしで寝ることにしているそうだが
かれらの配慮に似ているかもしれない
暑いときにある程度熱いからだでいるのは
けっこう大事なことに感じる
無理をしているわけじゃないのだ
じつは人類に属していないというだけのこと

しっかりした骨太の団扇で扇ぐのなんて
やはり暑い時期にはいい
それに
ほんとに暑くてヤんなっちゃうようなときには
バッハは効く

最近気づいたけれど
ゴルトベルク変奏曲のVariatio16からの流れなんて
涼しい
涼しい
セルジオ・ヴァルトロの演奏*
ぼくにはちょうどいい感じ




*Johann Sebastian Bach “Variazioni Goldberg” by Sergio Vartolo(clavicembalo)




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