子供の時に読んだ「ちびくろサンボ」は
黒人差別だといわれて絶版になったそうだが
そのあたりのことが起こった頃はもう子供ではなかったので
あゝそうなの
黒人を扱ったものはなんか面倒くさいんだね
だったら手を出さないほうがいいね
などと大人の事情ふうの考えをちょこちょこして
まとめて脳のかたすみに放り込んでおいたので
もう思い出しもしなかったが
さっき夏の深夜
パンを焼いてバターを塗ってみていたら
子供の頃にトラが木のまわりをぐるぐるまわる話を読んだけど
あれは「ちびくろサンボ」じゃなかったかなと思い出し
そういえば「ちびくろサンボ」は絶版になったんだったなと思い
ネットでちょっと調べたくなって見てみたら
やっぱりすごく面倒くさい経緯があったんだとわかった
すごく面倒くさい経緯をちゃんとまとめている人がいて
ありがたいというか凄いというか他にやることないんだろうかとか
いろいろ思わされたがやっぱりトラ⇨バターは「ちびくろサンボ」 だった
ほかの話はもうまったく覚えていないので
子供の時の読書なんていうものはやっぱり当てにならないが
まあ大人になってからの読書だって当てにはならない
それにしても子供の時のぼくは日焼けして真っ黒だったので
大人たちからはよく「ちびくろサンボ」みたいだと呼ばれていて
でも本の雰囲気としては「お猿のジョージ」 のほうが好きだったので
なんとなくアイデンティティー危機に直面していた気もする
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