2015年1月6日火曜日

ごった煮のなかで

  

人がいて人がいて人がいて人がいて…
というだけで
もう収拾がつかないほどのいろいろな思いのごった煮
ぼくの「こうするべき」も「これが大事」も
そんなごった煮のなかでは通用しない

じぶんのそんな考えを他の人たちに押しつけようすることを
積極的だとか
エネルギッシュだとか
評価する人たちもいるけれど
そんなことをする場合に生まれ続ける摩擦は
どうにも価値があるとは思えないんだな

息せき切って向かっていくたびに
手の先をひょいひょいと逃げてしまう
静かな美しい小魚が海にはいるが
あれらを見つめるためには
まずは
息せき切って向かっていかないのが大事

たまたまこの世に生まれ落ちて
そうした小魚のほうが大事だともし思うなら
積極的だとか
エネルギッシュだとかを
削ぎ落すことからしか
生き方は出てこないかもしれない



   

0 件のコメント: