気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
あまりに
あまりに遠いところから
戻ってくる
夢
を見た
と
だけ
印象は残って
目覚めて
からだをようやく
起こした朝
あまりに遠いところが
どこだったか
なにをしていたのか
片鱗さえ
思い出せずに
夢の遠さを
遠さの
夢を
抱えつづけて
昼近くまで
夕ぐれまでも
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