2024年7月2日火曜日

パタパタ


 

 

外出していて

トイレに入ったりして

手を洗ってから

タオルやハンカチで拭くのは

まあ

あたりまえのことだが

拭いたあとのタオルやハンカチは

もちろん濡れてしまう

 

手から

タオルやハンカチに移行した湿り気は

じゃあ

どうするの?

と考えはじめると

ことは

ややこしくなってくる

 

すこし濡れたタオルやハンカチは

ポケットに入れたり

バッグの中に入れたりするわけだが

それらの繊維に移った湿り気は

ぜったいに

まわりのものへ移行しはじめる

 

なので

ペーパータオルのようなもので手を拭いて

使うたびに捨てていくようにするのが

バッグやポケットのなかの他のものを守るのには

いちばんいいことにはなる

 

けれども

このやり方だって

さらにややこしさが増すわけで

手を洗って拭くたびに

木材から作った紙を使い捨てしていたら

環境破壊もいいところではないか

という大問題に

ぜったいに繋がっていく

今どきは

木材から作る紙でなく

化学繊維っぽい材の屑から出来る紙もあるから

環境破壊には繋がらない

と聞かされても

そういう生産をする工場設備は

もちろん建設したり稼働もさせていくわけなので

やはり大量の電力や石油や運搬要素は

浪費され続ける

やっぱり

ダメじゃん

となる

 

手を洗うたびに

総合システム「わたし」のなかの

地球環境を憂う部署は

こんなことを

とめどもなく考え続けているわけなのだが

この頃になって

けっこう効果てきめんの名案を

得た

 

手を洗ったあと

腕から手首までを軸にして

たんに手のひらをパタパタまわして

水気を切るのである

 

数回では

効果はない

 

20回から30回もパタパタすると

手のひらの水気は

確実に失せる

50回もパタパタさせたら

手のひらはすっかり乾いている

 

水気が飛んでは困るようなところではやりづらいが

トイレの手洗い場あたりなら

問題はない

そもそも

水気がひどく飛び散るほどのものでも

ない

 

総合システム「わたし」のなかの

地球環境を憂う部署としては

地球環境を守るのにとても役に立つ所作として

特許ぐらい取りたい気がしてきている

これを地球のあちこちで説いてまわって

地球救済の師として

このあとを生きていくのも

ちょっと

洒落ているかもしれない

 





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