暑くって
じめじめしてて
世は汚れ
うんざりすること
わずらわしいことばっかりで
『東京物語』で原節子が演じた紀子のせりふのように
「そう、いやなことばっかり」
などと
言いたくなってしまう
にしても
湖に足ぶらさげる涼みかな
涼しさや行燈消えて水の音
などと言われると
いいでしょ
ちょっと?
正岡子規は
うまかったねえ
夏の句
夏木立故郷近くなりにけり
清水の坂のぼり行く日傘かな
夏山を廊下づたひの温泉(いでゆ)哉
夏木立も
日傘も
いいじゃない?
廊下づたいに
温泉まで
ながながと歩いて行くのも
あるある
ね
で
ついでに
もう
一句
世の中の重荷おろして昼寝かな
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