駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年5月5日日曜日
さなかへ
待たれていない
やわらかなミントの葉
あたらしい洗礼
さがさない
泉となる
待たれていない
陽にくまぐままで
濯われ
肌のかがやき
意味
待たれていない
深さにみどりあふれ
清水あふれ
雲をしぼる
若芽、古い芽
待たれていない
凝集
ひかりの流れ
咲く睡蓮
泥の深いろ
待たれていない
ことば
見えなさに留まる
ひかりという隠れ蓑
時間という衣服
待たれていない
最後の
すでに穏やかな
読まれえない
ない
さなかへ
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿