2014年12月25日木曜日

一年のうちのあちこちにクリスマスが



クリスマスに心が躍らなくなってからも
…それでもケーキだけは
食べたいと思うこともあって
それも
ひと切れ
高級なのではなくても
クリームの本当においしいもので
ケーキ地もふわふわなもので
…と望みは低くないものだから
どこの街角にもあるあの店や
駅ビルの中にきっとあるあの店には
けっして入らないし
かといって
馬鹿高いところはやっぱり嫌で
毎年毎年
けっきょくケーキを食べずに
過ぎていく歳月

小さな旅をした先で
休憩に入った小さな喫茶店で
しかたなしに頼んだケーキがおいしかったり
買い物が両手にいっぱいになって
高そうなカフェに
これもしかたなく入って
しょうがないなあと思いながら
小さなフォークを入れてみたケーキが
思いもしなかった
至福感を与えてくれたり
…どうも
ケーキとのつきあいは
いつの間にか
こんなふうになってしまっているが…

それも悪くない
一年のうちのあちこちに
クリスマスが小さくまき散らされているようで
意外なところで
意外な驚きや愉しみが
待ってくれている
それがどんなに小さくても
たくさんの面倒事が
どんなにセットになっていても






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