からだを寝かして
ちょっと遠いあの森まで
今日は斧もいらない
パイプだけでいいだろう
最近
マッチはわざと持たない
木を擦りあわせて
すこし苦労して
森の中でたったひとり
火を起こそうとする
うまく火が
付かない時も多い
そんな時は
パイプをくわえながら
湿った森の気の中に
切り株や倒木に腰をかけて
しばらく座っている
火がついて
パイプから煙が出たら
寝かしてある
からだや頭への
いいお土産になる
夢
と呼ばれがちな
印象のさざ波だが
夢
などというものはない
みな現実だから
0 件のコメント:
コメントを投稿