第一章 また宣伝メール
でね
パブラボってとこから
また
宣伝メール
来たわけ
よ
第二章 パブラボの宣伝メール
お世話になります。
パブラボという出版社の菊池です。
このメールは
弊社の読者様にお送りしています。
前回、オンライン文章講座の
ご案内をさせていただきました。
講座のことをお伝えする前に…
本を出版してみたい、
そんな想いはありませんか?
もし、出版に興味ありましたら
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お申込みいただければ
公序良俗に反しない限り
必ず出版できます。
・書くことに不安があっても
・何を書くか決まっていなくても
何も問題ありません。
大切なのは「想い」です。
本を書かないまでも
書く力を身につけるメリットは
少なくないと思います。
わかりやすい文章を書くことで
説明の手間がなくなりますし
速く書くことができれば
報告書や日報などを書く時間を
短縮できます。
LINEやメールの返信に
時間がかかってしまうのは
それだけで時間の損失です。
英語など他の言語を学ぶより
日本語を学んだほうが
得られるものは
間違いなく大きいでしょう。
オンライン文章講座は
どんなに忙しくても挫折しないように
1日3分から始められます。
講座の終了後も
テキストや動画講座を
視聴できますし、
添削課題の
提出期限もありませんので、
何度末で忙しくても
自分のペースで進められます。
・速く書けるようになりたい方
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・書き出しで迷ってしまう方
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ひとつでも
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---------------------
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先行ご案内価格
24,360円(税込)
(正規価格34,800円税込)
※定員に達し次第
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【お支払方法】
銀行振込、カード決済
第三章 すっげえなァ!
わたくし
抱腹絶倒してしまった
なぁんだ
自費出版への引き込みじゃないか!
自費出版は
詐欺に引っかかるのと
同じである
自費出版はバカがする
小出版社はなんとかその陥穽に落とし込んで
儲けようとする
実際
ちゃぁんと落とし穴に落ちて
御本人も
なんだか満足しちゃっているやからがいっぱいなので
そこらの会社員の風俗通いのようなもので
ルリちゃんに毎週3万ほど貢いじゃってても
「満足しちゃっている」のなら
他人がどうこう言う筋合いのものでもないが……
・書くことに不安があっても
・何を書くか決まっていなくても
何も問題ありません。
大切なのは「想い」です。
すっげえなァ!
文章講座の宣伝をする一方で
書くことに不安があっても
大丈夫
大丈夫
と来る
この出版社が推す
「文章の技術」とやらの
まるでない人なんか
本を出版するなんて思っちゃ
ダメだろ?
何を書くか
決まっていなくてもいい
と来る
大切なのは「想い」だ
と
来る
これって
霊感商法か?
ダメだろう?
これ?
なにを書くか
決まっていないのなら
書く世界(などという無限に続く泥捏ね作業世界)
に(幸せなことながら)踏み込んでいく必要がないのだし
書く人は
「書くことに不安」などなく
書かざるを得ない深い病を抱え込んでいるものだ
書くことは
精神病者に行なわせる箱庭作り以上のものでは
ない
のだから
第四章 巨大かつ無辺の意識宇宙の中の「思い」
いろいろと経験を重ね
まわり道をし続けた末に
なるほど
大切なのは「想い」だ
と
身に染みて
わかってくるものでは
ある
たしかに
思いの持ちようで
すべて
変わっていく
しかし
それは無意識や
人界の奥底の集団意識や
動植物界も含めた巨大意識の大海や
さらには無機物も含めた上での
いっそう巨大かつ無辺の意識宇宙まであわせた上での
思い
であって
すぐに消え去って移ろっていくようなレベルの
思い
ではない
しかも
この宣伝文
「想い」などという漢字づかいをしている点で
もうダメだね
ポップス歌詞講座か
演歌歌詞講座にでも
早急に替えたほうが
よろしゅうござんすわよ
ホント
第五章 いかに出版などさせずに多くのひとを救うか?
たびたび書いているが
長い歳月のあいだ
自費出版などした人たちとたくさんつき合ってきて
令和の現時点で
その人たちのなにが残っているかというと
まず
なんにも残っていない
という
厳然たる事実がある
本など出す前から
出版されるべき本を書くひと
結局出版することになるひと
は
ありようが違っている
オーラ
などという単語を使うとあやしくなってしまうが
もう
運命的に決まっている
そして
それは外に表われ出ている
そうでないひとが
自費出版などしても
なんにもならないのだ
本には
出版されるべき本と
されないほうが
著者やその周囲がもっと幸せになる本
との
二種類がある
出版されるべき本
だけを
出版すれば
世の中ははるかにおだやかに静かになるし
もちろん
地球環境にもいい
いかに
出版をさせずに
多くのひとを救うか?
これは
長い歳月のあいだ
わたくしの使命のようなものであった
宮沢賢治は
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
と書いたが
本を出したい
詩集を出したい
歌集を出したい
小説を出したい
エッセーを出したい
評論を出したい
などというひとがあれば
ツマラナイカラヤメロ
というのが
わたくしのこの人生での仕事であった
自費出版は
ただの墓であって
それまでの時間の中での
思考や
感情や
思いつきなどの
埋葬行為に過ぎない
出版するべきなのは
出版されるべき本
だけ
では
出版されるべき本
は
どのようにして
出版されていくことになるのか?
それは
もし書き続けたいのならば
の話だが
ひたすら書き続けて
書き続けて
なおも書き続けていくほか
ない
出版されるべき本は
もう
霊界で決まっているから
いずれ
現世でも
むこう持ちで出版したいという奇特なひとが
現われてくる
そういうひとは
もちろん
商売にしようという場合が多いのだが
書く側は
書いたというだけで
もう目的は達しているのだから
あとは商売人に任せてしまってもいい
物質化にあたっては
商売人の勘にこそ
任せるべきでもある
売れて儲かる本だけを作る
という商売の絶対原理を
ちゃんと守って
物質化は行なわなければならない
わたくしは
何度となく
悲惨な光景を見た
詩人に多かったが
最初から
意地汚い儲けなど考えてもいない
などと言いながら
ちょこちょこ自費出版して
ポエケットなどにたくさん運んでいって
一冊売れた
二冊売れた
などと
愚かな喜びに浸っていたりするひとがいる
十何冊も売れたりすると
けっこう売れている
などと自慢し始める
売れるのが望みなら
最初から
マーケティングして
売れる単語配列をちゃんと研究して
売れる詩を作ればいいのに
と
何度も思った
売れないでいい
というなら
売ろうとなどせず
巷で
無料で配布すればいいのである
そこのところの
矛盾
ズレなどが
見ていて
どうしても理解できなかったし
許せなかった
醜いひとたちの
世界だな
と
やっぱり思わされ続けた
第六章 「死人ね、“死ぬ”のほうのシジン…」
芥川賞作家の青野聰が
詩人(?)の青木栄瞳に
わたくしの目の前で言った言葉が
忘れがたい
青木栄瞳が
「詩人です」と自己紹介した時
間髪を入れず
青野聰は
「死人ね、“死ぬ”という字のほうのシジン…」
と言い放った
ふつうに売れている
まともな作家業のひとから見れば
一作一作が売れる谷川俊太郎以外の「詩人」などは
まあ
そんな扱いとなる
しかし
ねえ
青木栄瞳よ
平成の末から
令和の今となっては
青野聰だって
もはや
だれも読みもしないし
古本屋の店頭の見切り本の棚にさえ
並んでもいない
諸行無常の響きあり……
もの書きは
よほど成功した場合以外は
長く保っても
せいぜい30年
移りかわりの激しい現代では
10年も残らない
そんな作業に
心血注いで
春のうららの桜狩り
隅田川の川遊びもせずに
部屋に籠もってシコシコ書いたり
し続けますか?
自費出版本で
いっぱいになった自室の中で
小包発送の作業に
また
ひと晩も費やしますか?
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