…とはいえ、滑稽な
子供めいた《高い高いところ》憧憬は
滅びよ、ここで
高い低いに絡めとられて
いつまでもそれゆえに低い声が
第1献歌を占拠していなかったか?
むろん自己批判の時代遅れの趣味に舌を染めようとはしない
たえざるギアチェンジ、
つまらないもの、効果の薄いものを捨て続けていく
旅の要諦どおりに
無駄をそぎ落として行き続けるばかり
とはいえ
むろんむろん
むろんむろんむろん
つまらないもの、効果の薄いものとはなにか…に
一義的な解釈を押しつけて固定していこうなどとはしない
その場その場その時その時で
つまらないはおもしろい
効果が薄いは効果が高い
たえざる交代などあたりまえの話
同様に
自己讃辞に裏返しでない自己批判などあるか?
あるまい!
正しく精妙に批判できる自己の顕示でない自己批判などあるまい!
子供めいた《高い高いところ》憧憬を裏貼りしていない自己批判など!
大いなる風への
第2の献歌を終わる