買う時は
必要から切羽詰って
手ぢかな店で
慌てて買うことが多いのだけれど
ボールペンや鉛筆は
なぜだか
どんどんと増えていき
どういうわけか
使い切らず
ちゃんと書けるというのに
いつまでも手元に
残り続ける
他のより格段に
書き易いのを見つけたりすると
これはこれで
なんだか大事にしておきたくて
かえって
使わなかったりする
ペン立てでは収まらないから
専用のペン箱を準備して
まだ使えるのになぜか
使い切らないものを入れておくのだが
じゃらじゃら音をさせながら
次に使い切るべきものを選んでいると
ずいぶん昔のものもいっぱいあって
購入したり
貰ったり
どこかで拾ったり
そんなふうに手に入った頃のことが
一本一本にけっこう鮮明に
焼き付いていたりする
そうして
いつも
確認されてくるのは
記憶の一切が
まったく失われないということ
過去と今との差が
ほんとうに
ほとんどないということ
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