それほど美味くもないお菓子を齧りながら
ソフィア・Tを待っている
地中海の
とある海岸街の
浜辺近くのカフェの(与謝野晶子なら
カッフェーと書いただろう…)
テラス(しかしパラソルがある)の
白いテーブル
涼やかな色の花束を
持ってくればよかったと思う
ソフィア・Tにあげるためではなくて
いま座っている
じぶんの視野の美しさを増すために(それ以外の
生き方などあるだろうか?すべて人が
やることは
じぶんの視野から見える景観を
美しくするためだけではないだろうか… ソフィア・Kに
したところが、私にとって…)
…と思いをめぐらすうちに入ってくる
あなたからのメール
まったく今どき
世界のどこにいても
知人からの連絡に追われっぱなし
けれども意地悪な私は
すぐに返信したりせずに
この詩形式の書きつけによって
あなたに返信する
スパイたちの暗号として使われ続けているから
世界中の国々から常時見られている
このサイトに載せることで
あなたの名は隠したまゝ
しかし
ソフィア・Tの名はついに公開しつゝ
もちろん
詩歌などとはまったく異なる算段で字句を並べながら
私はここに最終行を記す
A bientôt !
世界中の諜報機関職員たちよ!
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