2016年8月15日月曜日

ぼくを唸らせるような濃過ぎない繊細な味のストレートコーヒー


考えだの
じぶんという思いだの

それらによって
いつも騙されているから
夏場に冷蔵庫のなかで
チューリップを咲かせるのが
ほんとうに大事

もう
肉体は捨てていいだろう
そう信じている
しかし
かえって丁寧に
肉体の調整をするようになってきていて
…感傷かもしれないけど
ま、好きにやらせてみている
感情と密着したあたりの考えの発生場所の自由に任せて

魚肉ソーセージを
肛門でネチャッとぶった切る修行を続けている
麹町小学校で同級生だった松浦隆君
こんど
君が本当に自信を持って推薦してくれるスターバックスの
どこかの支店に連れていってほしい
ぼくは
ちょっとやそっとじゃ
スターバックスのあの旨くないコーヒーを認めないが
「いや、旨い店もあるんんだよ、ほんとだよ」と
君はメールで書いてきたものね
逃げるなよ、松浦君
他の店のほうがやっぱり旨かったなんて
逃げるなよ
スターバックスだぞ
ぜったい
スターバックスの
ぼくを唸らせるような濃過ぎない繊細な味のストレートコーヒーだ
甘いのもミルク入りのもクリーム入りのも
ダメなんだからな



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