駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年9月23日日曜日
いますれ違った子のまなざしも
いま
すれ違った子のまなざしも
わたしを透過して
うしろの灌木の
葉々の
かがやきを
見つめていたにちがいない
まだ
ときたま
わたしの輪郭の
あるかなきかのほそい線を
見とがめるひとが
いることは
いるが
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