2018年10月7日日曜日

多様な白の処理も急がない

 
水を飲もうと思い
椅子に座る
まだコップに水を入れていない
コップも手元にない

椅子に座る

水を飲もうと思い
座る

うつくしく銀河が
地球のどこかで見えていて
それを見上げながら
明日のこと
過去のこと
思いめぐらしている人がいるだろう

誰もいない
キッチンわきのテーブルを前に
椅子に座る

ここからは
銀河は見えない
見上げても
白い天井があるばかり

外からのひかり
キッチンのわきの
廊下の奥からのひかり
それらが
重なったり
重ならなかったりして
白い天井は
じつは白くない

表わす言葉のない彩
言葉の追いつかない多様な白

白1
白2
白3……

そう名づけておいても
いいかしら?

座る

まだ
水を飲まずに
天井の白に
視覚を
開いている

言葉の追いつかない多様な白の
処理も
急がない



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