駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2020年3月1日日曜日
時間さえもが
わたしたちは沈黙によってこそ伝えあっている
つながっている
黙って立っていることによって
黙って座っていることによって
黙って足を運ぶことによって
海を海たらしめているものとつながったら
だれもことばなど口に上らせようとはしない
森や山や野とは
一体になってしまうのは
もっと簡単
沈黙がわたしたちのからだ
時間さえもが
表敬しに来る
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