気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
台風が吹き散らしてくる雲が
ときおり
つよい風とともに雨を叩きつけていく
むこうの空にも
すぐ上の空にも
青空が覗いているのに
大きな船舶のように近くを過ぎていく黒い雲が
まるで水撒きを請け負ったように
豪勢な土砂降りをプレゼントしてくる
五分もしないうちに
もう水撒き船は通り過ぎてしまい
カッと照りつける陽射し
風がつよいままなので
来るのだろう
また
次の水撒き船が
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