地上で生きるには
地上なりの現実感を仮構する必要があるわけだが
どうしようもなくそれが苦手で
いまだに
たったの一瞬たりとも
地上的生なるものの流れに
ちゃんと
乗れた気になったことが
ない
一瞬一瞬が
あらたな違和感の連続で
子どもの時から
じつをいえば
右だの左だのというものが
なんだか
よくわからなかったり
上だの下だのというものが
やっぱり
よくわからなかったりしている
気づくと
頭を地面のほうにして
20㎝ぐらい
宙に浮いて
ああ
これはけっこう安楽だなぁ
などと
憩っているようなことがある
一度
買い物から帰ってきた母に
これを
見とがめられ
絶対にだれにも言っちゃダメだと
厳重注意されたものだが
あああ
言っちゃった!
今回はじめて!
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