2023年8月20日日曜日

ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り



 

なんの曲だったか

あれは

 

たしかに何度も聴いて

こころ惹かれたというのに

そのたび

曲名を確認しないで済ましてしまったり

プログラムで名を確認したものの

いつのまにか

忘れてしまったり

 

そんな曲が

けっこうある

 

アレクサンドル・ボロディンのオペラ

『イーゴリ公』のなかの

有名な「ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り」も

そんなひとつ

 

オーケストラだけの演奏で聴くのもよいが

やはり

オペラとして上演されているものを

見聞きするほうが

面白かったりはする

 

他のオペラ上演よりも

有名でなくても

キルギス共和国のビシュケクにある

オペラ&バレエ・シアターでの公演などは

踊り子たちの手の揺らし方がいちばん美しくて

夢見心地になる

 

https://youtu.be/YJa3Q702urE

 

いま33歳の

ロシアのソプラノ歌手ダリア・ダヴィドヴァ(Daria Davidova)も

第二次大戦前のヨーロッパ女性の雰囲気があって美しく

見ていて楽しい

 

https://youtu.be/KWJ7R0IcywM

 

もちろん

マリインスキー劇場でのゲルギエフ指揮の上演も

それ以外の

場所の不明なロシアでの上演なども

それぞれにすてきで

見飽きない

 

https://youtu.be/a__kdY18g3M

 

https://youtu.be/2cQ_iYf1ai8

 

 

『イーゴリ公』が扱っているのは

中世ロシアの叙事詩『イーゴリ遠征物語』で

キエフ大公国の公イーゴリ・スヴャトスラヴィチによる

遊牧民族ポロヴェツ人(韃靼人)に対する1185年の遠征だが

900年近く前のキエフからロシアへの襲撃の話なわけで

まったく

あのあたりでは

1000年このかた

やったりやられたりの

永遠に変わらぬ

くり返し

というわけ

 

まったく

 

まったく

 





0 件のコメント: