世界の3大行進曲のひとつに数えられる名曲「軍艦行進曲」は
作曲者・瀬戸口藤吉が明治30年頃に作曲
瀬戸口は日露戦争後に欧米を視察し
演奏における弦楽器の重要性を認識して
海軍軍楽隊に弦楽器を入れて「軍艦行進曲」
この時の弦楽器奏者たちが
後に東京交響楽団などを創設していくので
日本のクラシック演奏は
瀬戸口藤吉と「軍艦行進曲」から始まったとも言える
吉田正記念オーケストラ(YKO)が
この瀬戸口藤吉の意思を伝える弦楽器重視の演奏をしている
そして
現代
自衛隊などで最も多く演奏されるタイプの演奏が
これ
映像は
連合艦隊を写したモノクロフィルムに彩色を施したもの
科学工学技術の精華で
堂々とした巨大な鉄の塊であるこれらのたくさんの軍艦が
この後
わずか数年以内にすべて消滅してしまうことになるのを知っている
現代の人間の視点から見ると
映像は
感慨深い
ナチスドイツと軍事同盟を結んでいた日本の軍歌なので
ドイツによる「軍艦行進曲」の編曲や演奏は
けっこう残っている
ウイーン風の音楽に聴こえるアレンジが
なかなか楽しかったりする
・まずは、20世紀終わりの西ドイツ軍軍楽隊による現代的な演奏
・作曲家アロイス・メリヒャル Alois Melichar (1896-1976)の指揮、ドイツ・
・同じアロイス・メリヒャル指揮、ベルリン・フィルの演奏
・これはフランス人の指揮者ルイ・アッセルマンLouis Hasselmans
による編曲版
ルイ・アッセルマンは
19世紀の作曲家で
ハーブ奏者だったアルフォンス・アッセルマンの息子
アメリカに渡り
シカゴ市立歌劇場やメトロポリタン歌劇場などで活躍し
ルイジアナ州立大学の教授となった
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