どこまでも夢を見続けるぼくらは
たぶん
どこから来たのでもなく
ずっとここにいた
丈低い
小さな葉の群生
風はいつも強いので
ほら!
楽ではないけれど
こんな風のおかげで近寄って来れない
もっと獰猛な捕食者たちも
いた
こんなふうにして
こんなにまでして
いつまで見続ける夢ですか?
などと
聞くのでないよ
新しい葉々よ
見ても
見ても
見ても
どこへも行かない
夢を
見続けるの
きみらも
どこへも行かない
この至福に
こんな強い風のなかで
なりきるまでは
そんな問いも
飴玉のようにしていても
かわいらしい
ものだけど
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