2017年1月8日日曜日

埃の立つような蘇りを…



一語に一義を載せ
他人に働きかけようとする
狭量な言語配列者たちの群の
さびしさ

雪になるかもしれないよ
冷えてきたからね

由希、という字面を思う
癒期、と想う
人もいるだろうか

湯機、とさらに想う

柚木、
あのあたり
いっぱいだったね

だったね

死者たちが
言葉の
置かれゆく
ひとつ
ひとつ
から
埃のちょっと立つような
甦りをする




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