駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年3月8日水曜日
告げに来ている
鉢の ひとつのふちに 来て
ながなが ながなが 鳴くすずめ
喜んでいるのか ひかり 春めいて
それとも 仲間に告げるのか
したぞ この鉢 なわばりと
さえずりは ほんとにながく続くので
ちゃんと こちらも向きあって
五分 十分 十五分
はっきり 告げに来ていると
わかるさえずり なにをかは
わからぬながら 続くうた
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