2017年3月7日火曜日

私たちの課題ではない

L'automne, déjà ! - Mais pourquoi regretter un éternel soleil,
si nous sommes engagés à la découverte de la clarté divine,
- loin des gens qui meurent sur les saisons.
                                              Arthur RimbaudAdieu


一生分の言語配列は
すでに済んだ
もう並べ続ける必要はない

もう秋か!
とランボーは書いたが
ランボーならぬこの配列主体は
秋に達したとは感じていない
無季節にあると感じる
今さら春夏を優位化する気もないし
翻って冬を持ち上げる気にもならない

配列主体には顔もない
人が社会要請もなしに文字を並べる時は
たいてい自分の顔を求めている
当初はそれもあったかもしれないが
配列を過度に続けるうち
如何に顔を求めてもそれは
空の変容を映す水面の変化と同じだと痛感してくる
したがって探求は其処に消滅する

言語配列を過度に推進する場合
どれだけの表現練習になり得るかは経験してみないとわからない
はじめから表現すべき内容は全くなく
すべてはPCで文書の白いページを開いた瞬間に
思いつかれる幾つかの語やイメージから
まずは数行
その数行がやがて数十行に増殖していく
言語配列とはこの増殖現象に付きあってみる実験だった

この言語配列主体はそろそろ実験をやめる
おそらく自動的に彼は実験を小規模化しつつ日々続けていくだろう
いままで通り集中して言語配列をすることはなく
あいかわらず他の用事や仕事を同時並行しながら行っていくだろう
(現に彼は今フランスのラジオFrance infoを聴きながら
(そして今日フランスを襲った大嵐の被害状況の中に
(ブルターニュやオーヴェルニュ、シャラントなどの地域があるのを聴き
(ブルターニュの友に被害の有無を聞くメールを出したばかりだ
(その他は大統領選に関わるフィヨンのニュースが多く
北朝鮮のミサイル発射などはほとんどフランスのニュースには出ないが
(それでもさっき東アジア専門家が語ったミサイル事件解説では
(北朝鮮が日本のアメリカ基地を狙っていると語られていて
これは日本国内の報道とはずいぶん違うはっきりした指摘だと考え

いずれにしても彼の頭脳活動は言語配列から数年前より大きく離れており
にもかかわらず自動的な配列現象は衰えることなくむしろ増加している
彼が知っているのはすでにそこに彼のいわば魂とでもいうものは其処になく
自動現象はいっそう純化を遂げつつあってもはや何も考えず何も感じず
辞書も引かねば他の書を参照さえせずに配列だけが進み続けている現状だが
今後どのような措置を採るのか採らないのかあいかわらず放っておくのか
それは言語配列者たる彼に任せておくべきであって私たちの課題ではない




0 件のコメント: