駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年6月2日金曜日
みんな みんな
うすく水平に伸びた長雲の
上に
スズラン畑
下に
無数の人足
(まだ美なんか探しているのか…?)
(驚き探しだって、もう古過ぎるよ…)
人はもはや歩くモヤシでしかない
街のむこうには
また
別の街が…
なんて
嘘
八百
待っている誰かが居てこその街
もう
誰も待っていない
むかし
待っていてくれた人たちも
みんな
幻想
亡者だったんだ、あれ
みんな
みんな
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