駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年7月7日月曜日
たなばたに
たなばたに
たなばた…とおもう
それだけの
たのしさ
うれしさ
なつかしさ
たなばたに
たなばた…とおもう
それだけで
思い出す
幼時の小川
少年の宵
たなばたに
たなばた…とおもう
それだけで
みなよみがえる
短冊にいくつも
書いた夢よ夢
たなばたに
仰いだ夢のいくつかは
野に散り
空に染みのぼり
たゞ笹の葉をひるがえし
のこりは風となれるらし
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