毎日とるべき睡眠時間としては
アタマやからだを休ませるためには
七時間とか八時間とかが必要なのだと
こまぎれのネット情報で流れてきたりする
子どもの頃に教わったのとだいたい同じだ
あれこれ医学的に考えを盛り込めば
きっとそのぐらい必要なんだろうけれど
毎日規則正しくそのぐらいの時間眠って
その後キリッとちゃんと起きて活動的に云々
などという生活ってできたためしがない
なるべく理想的な睡眠時間をとろうと思うが
数日うまくいったかなとよろこび出すと
からだは突然ハチャメチャをやらかす
翌日はやめに出ないといけないというのに
朝方まであれこれ本を見ていたかったりする
数日いそがしい外出が続いた後では
あたまやこころは歴然と反旗を翻しはじめ
東の空が明るくなる頃まで元気はつらつになる
そうして朝から出ないでいい日となれば
眠りという生き物は昼ちかくまでのっぺり居座る
もっとも朝の五時過ぎてから寝入ったのに
九時頃にはさっぱりとして起き出たり
七時には起きないといけないという日に
五時半頃に寝付いてもけっこう快調に起きたりもする
眠りという友はいまだに謎の多すぎる奴だ
思い出すが小学校の低学年の頃は朝が大好きだった
特に学校に行かない日曜日には自然に早起きしてしまい
寝ている親を起こさないように玄関をそっと開け閉めして
馴染みというのにほとんど人のいない近隣を駆けまわり
跳ねたり跳んだりいたずらしまくったりして来る
いたずらといってもたいしたことをするのではないが
雑草の葉っぱをひとつかみでどのくらい毟れるかとか
花を付けたツユクサで手のひらを染めまくってみるとか
沼のふちのカエルにしつこく小石を投げてみるとか
見つけた缶をどのくらいうるさく蹴っ飛ばせるかとか
そんなことをして帰ってきてもまだ親は寝ていて
朝ごはんまで本でも読むかとおもむろに一冊取りだし
ふむふむと読みはじめたのもつかのま
挿絵に書かれた少女の顔にヒゲを書きはじめたりして
まだまだ一日は始まってもいないと余裕をかましたりするのだ
0 件のコメント:
コメントを投稿