気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
ゆうぐれ
赤坂や
芝のあたりの
ビル群が
とりわけ美しかった
空がゆうやけに染まっているのも
美しかったが
ビルひとつひとつの
ひとつひとつの
窓に
あかりが灯って
ちいさなダイヤを
いっぱい
散りばめているようなのが
美しいのだった
毎晩のように
このゆうぐれを見てきて
美しさのひみつが
ようやく
今日
わかった
こんなことが
いっぱいあるのだ
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