スマホを見ながら歩いている人間は
やはり
気持ちが悪い
いまどき
誰だってスマホを持っていて
歩いている時に電話がかかってきたり
急いで確認したい連絡がスマホに来ることはある
けれども
まわりの人たちにぶつかられないように
壁ぎわに寄ったり
安全なところにひとまずは移動して
それからスマホを見る
というのが
当然の防御対策だと思うのだが
どうして
ああも無防備に
道路のど真ん中を歩きながら
完全に視線と注意範囲をスマホにばかり落して
前方ばかりか
右にも左にも注意を払わずに
平気で歩き続けていられるのか
まったくわからない
日本の都市の安全への信仰がそれほど厚い
ということか
都会を行き交う人々が
無限に親切に注意深く丁寧に
じぶんのことだけはソッとしておいてくれるという
全幅の信頼に溢れている
ということか
横から思い切り頭をぶん殴ったり
背に跳び蹴りを加えたり
体に突進して倒したり
後ろから膝のうしろを蹴って力を抜いたり
……したら
面白いだろうなあ
いい教訓を与えてやれるだろうなあ
などと
いつも思うのだが
そのうち
実際にそうしてくれる教育者たちが
たくさん現われることだろう
油断している者から容赦なく奪い取る地域に
もうちょっとのところで
切り替わるはず
すでに
空気のなかに漂っている
そういう変化のにおいに気づけない者から
まずは
モズのはやにえ
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