駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2020年6月19日金曜日
小さく
行こうと思えば二十分ほどで行けるのに
もう十何年も行かなくなった大きな公園もある
そう思ってその公園の一部始終をくまなく想像しながら
十分ほどで行ける別の大きな公園へと向かうとき
転生とはこんなものかもしれないとも感じ
あゝ いまという瞬間を生きるのは
なんてむずかしいことだろうと
安住すべき住処をまだ見つけられない小動物のような
せつなく
はかない
慨嘆を
小さくする
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