呼んでくれれば
行ったのに
と思う
どこまでも
夏の入り口の林のほとりで
かがやくイチゴを見つけました
食べてしまわずに
わたしたちがジュノーと名づけた小川まで
持って行って
そうして
どうしようかな……
あげたい人が
いるようで
いないようで
かがやくイチゴの
あの木漏れ日のひろがり
秘密には
しないつもり
女神の降臨
だったのかしら?
いつのまにか
女官に任じられていた
わたしたち
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