この数年
年賀状はやめます
お互いやめましょう
みたいな人が
けっこういっぱい出て
だいたいは
日本のダメ人間の集結地
団塊の世代に多いが
あの連中に汚染された
他の世代にも
この宣言採択は広がって
やめます
やめましょう
と
腐れ縁の色恋の
おわりみたいに
言われれば
もちろん
継続を
強制できるものでも
ないので
そうですか
はい
わかりました
と受け止めたので
あったが
べつに
それはそれでもいいが
やめます
やめましょう
と言って来た時点で
こちらが
意想外にふかく
心の中でその人を
切り捨ててしまうことを
どうやら
わかっていなかった
らしい
年末年始の
忙しい時にムリして
年賀状を書いたり
返事をしたり
そうしながら
一月なかばまで
年賀状を引き摺るのは
誰にとってだって
うっとうしいのだが
じつは
あんな紙一枚を
書き送るか
送らないかが
すさまじく大事な
関係の維持の
意志表示であり
確認だった
毎年年末になると
この人には
あえて出さない
けっして出さない
もう出さない
ということを
逆の意志表示や
逆の確認としてきた
わたしには
やめます
やめましょう
は
本当の切断であり
絶縁である
あんな紙一枚を
今年も
年末年始の
忙しい時にムリして
いまだ
何十人とは
書き送ったり
送られたり
し続けている
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