気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
近くの街路樹に
ゆうぐれのせまるころ
いつも聞かない鳴き声の小鳥が
一羽ならず何羽も
枝から枝へと飛び移り続けていたが
なんの鳥だっただろう
あれは
うぐいす色だったので
うぐいすの一種だろうかと
枝から枝へ
わたしも目を転じて
見続けていたが
一種ではなく
うぐいす
そのものだったかもしれない
家で図鑑を調べてみると
どうもそんな気がする
まだ1月の街中に出てきた
痩せた感じの姿だったが
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