2024年1月25日木曜日

エイヴァ・マックス

 


 

日本の若い歌手たちのポップスを聴いた後は

どうしても

国外のポップスを聴いて

口直しをしたくなる。

 

そりゃあ

なかなかうまいと感じるものもある

 

けれども

日本のすべては

ちょっと距離を取りながら見ると

病んでいるのがわかる

 

クリエイティヴとか

クリエイティヴィティとか

自己プレゼンだけはご立派だが

周囲や軽佻浮薄な時代の流れに左右され続ける感情を

じぶんのアイデンティティでござい

とするだけの現代日本人の

“くりえいてぃう゛ぃてぃ”

なんぞと

謳ってはばからない貧困精神は

ポップスなどには

見事に露呈する

 

そんな

先細りの寂しい音づくりに触れたわびしさを払拭したくなると

国外のエネルギッシュなものに

やはり触れたくなる

 

いったん

英語やフランス語やスペイン語のポップス界に入れば

無限といっていいほどの

分厚い

ゴージャスな音の快楽が沸騰している

 

あまりに多すぎるので

誰の曲や誰の声がいいかなど決めづらいが

エイヴァ・マックス(Ava Max)などは

どの曲でもピンと来る

見栄の張り方がこちらに合っているということだろうが

なにより

いまの日本っぽさがないのが

うれしい

 

エイヴァ・マックスなら

彼女を有名にしたSweet but Psycho

まず優先すべきなのだろうが

個人的には

Kings and Queensを聴いたことで

エイヴァ・マックスを発見したものだった

 

彼女の歌うのは

基本的に

自分路線を生きようとする

女性のドスの効いたプロテスト・ソングであり

周囲の現代社会が窒息させようとしてくる「私の自分」を

なんとしてでも守ろう

とするサバイバル・ソングでもある

 

その点では

1960年代のカウンターカルチャー路線の

継承や復活かもしれない

 

英語圏のポップスというのは

じつは

わかりやすく伝わりやすい言葉での

倫理性や人生論の模索や追究の世界でもあるのだが

そういうところを真っ正面から主軸に据えたエイヴァ・マックスは

英語圏のポップス界の主流と目されるべき資格を

備えているかもしれない

 

 

 

 

Kings and Queens

https://youtu.be/jH1RNk8954Q?si=XJFiDJGDKN-0dywB

 

Choose your fighter

https://youtu.be/cAbXAoKkoYY?si=JblPs-xG6CERf9mc

 

Not your Barbie Girl

https://youtu.be/-Bkh6dtF0Is?si=lqeymu0KjMRZDvJq

 

Weapons

https://youtu.be/B1puTYd9IxE?si=RCEFwfTxJGSn-ljI

 

So Am I

https://youtu.be/SxGLPVvNjvY?si=ynbGouBjFKrJa5pZ

 

Who’s Laughing Now

https://youtu.be/89S-RbszwJE?si=jc1fxqfD-2rpuw_V

 

Sweet  but Psycho

https://youtu.be/WXBHCQYxwr0?si=wMsLunmD1SyHARk5

 

OMG What’s Happening

https://youtu.be/hZ7Zw_ohxvU?si=Fg-Y9zcx3byajq3k

 

My Head and My heart

https://youtu.be/w8mBplMtwJ8?si=qnShgQ_sKyFLKJ4t

 

Torn

https://youtu.be/wBmWvvTV0P4?si=VlRlJSaZ3u78tMaF

 






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