六本木一丁目の泉屋博古館分館で「金文ー中国古代の文字」
そうですか、それじゃあ…、とチケットを引っ込め、
歩き出しながらその場を離れ、
いちおうこの人にも、と思って、「これ、チケット、
博古館分館を離れながら、庭園にある木々の紅葉をゆっくり見て歩いて行くうち、ひょっとしたら最初の男性も、割引券を渡されるとでも考えたのか、と思いついたが、それよりもむしろ、チケット売り場の人から見られているかもしれないので対面を保とうとでもしたのか、と思い直した。
いずれにしても、こんな小っぽけなことでも、素直にものを受け入れる人と、あえて拒む人がいる、はっきりと差が出る、と思った。とっさに来る予期せぬものを、いいものかどうか、適切に判断してスマートに受け入れられるためには、瞬時の柔軟性が要る。そんな柔軟性が育まれるには、おそらく、長い修練の時間が必要なのにちがいない。
そんなことを思いながら、六本木一丁目のあたりの、ここやあそこの高層マンションに住んだら便利だろうか、どんなものだろう、と見上げてみたりした。
そんなことを思いながら、六本木一丁目のあたりの、
*「金文 古代中国の文字」展(住友コレクション 泉屋博古館分館。2019年11月9日~12月20日)
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