何も変えるな。すべてを変えるために。
ロベール・ブレッソン
記憶は実在ではないか
記憶こそ実在ではないか
記憶となってはじめて実在へ参入する可能性が生まれるのではない
と思いもする
目の前に現に状況があって
生成していて
その中でいろいろな経験をする瞬間
状況の全容どころか
本質も
まったく把握できていない
と
昔から感じてきた
いま起こっているのに
このいまが掴めない
掴めないまま
いったん記憶として全身全心に吸い込んでから
しかるべき熟成を経させて
それから見直す時
ようやく
状況への参入が始まり得る
と
昔から感じてきた
いまは
確信している
心身と精神を停止して
なにもせずに思い出す時にのみ
はじめて
あれらの状況たちを生きることが始まり得る
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