いそがしく働き続ける意識の
いちばん表面にある
もっとも敏感に反応し続ける知の印画紙の部分で学んだことは
すぐに失われてしまう
そこは
物事が起こっている当座
かなり微細なことまで記憶して反応し続けるのだが
物事からいったん離れると
驚くほど急速に色褪せ
細かい情報は印画紙上からはすみやかに失われる
多少の情報は残っていても
それらの情報間の連結は
現地で経験した真の連結とは異なっていて
真実とは遠いものとなってしまっている
なので
潜在意識というようなことまで言わずとも
意識表面の印画紙の部分よりも
もうちょっと下のほうで
学びは
行なわれないといけない
いい子ぶりの得意な表面知とは別の
一枚下の
やや鈍い知にこそ
情報や対象構造などを写し取ってもらわないといけない
たぶん
一枚下の
やや鈍い知は
流体のようなものでできていて
そいつの記憶のしかたは
流体的記憶
とでも呼ぶべき様態のようなのだ
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