2018年5月13日日曜日

この学校



この学校の学生たちはおおむね優秀で
各自が興味を持っている領域においては
日夜精進し続けているといっていいと思います
しかし優秀な学生たちであればあるほど
学級委員や生活委員などになろうとはしませんし
もちろん生徒会委員にもなろうとはしません
ましてや生徒会会長に立候補しようとなどは
絶対にといっていいほどしません
結果として学級委員や生徒会会長などには
どの道においてもあまりパッとしない
いちばん凡庸な学生がさせられがちで
そうした役職にはそれなりの特権や注目度も
ないではないというところもあるので
凡庸な者たちとしてはそう気分も悪くないようです
もちろん凡庸な学生たちの集まりですから
生徒会や各委員の全校委員会などは
ろくな意見も出なければ議論もいい加減で
どんな問題についても旧態依然の結論に
だいたいは落ちつくことになっているようです
優秀な学生たちがそういうところに関わらないのは
そもそも学校というものが学生の自治でなど
動くものでないのをよく知っているからですし
本当に学生たちの意見で動かそうとすれば
教員サイドや理事会サイドから抑圧がかかるし
生徒会の活動がいかに酷く怠惰になろうとも
やはり教員サイドがかならず調整に入り
教員たちや理事会側にとって良い方向へと
コントロールされていくと知っているからです
あなたがたのお国も同じようなものでしょうか?



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