駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年5月20日日曜日
あたらしい出会いの時に
じぶんの思い
そのまゝを
交流の基盤として押し出してくるところが
配慮を欠いた人たちなのだな
と思わされる…
おたがい
じぶんの思いからも
記憶からも
いまの生活のありようからも
すっかり踏み出して
よろけながら
不確かに
個性も
人格も
失ったところで
他人との交流はするほかないというのに
あらたな交流の場で
じぶんでそれがじぶんと思っている看板など
平気で
出してくるなよ
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