2018年4月9日月曜日

とくに遅い昼食の時なんかは



このビルの中の食堂に行って
遅い昼食を食べようかと思っている
もう少しすれば
空いてくると思うから

それまでのあいだ
手元にある本を何冊か
気まぐれにページを開いて
読んだり
読まなかったり

クリスチャン・メッツが中心になって纏めた
古い『映画の文法』*なんかを見たら
共示や外示の説明にイエルムスレウやバルトの名が出ていて
心はふいに八〇年代に飛んでしまう
一般記号学まで必死に読んだあの頃の
暑い夏の日々が蘇ってくる

共示や外示といっても
いろいろな考え方があって
ジャン=ルイ・シェーファーや
パスカル・ポンチェの考え方などまで見ると
なかなか難しいな
これらの考えを纏めて
今の自分にうまく活かすというのも

非特定コード群や相似などについて
ちょっと考え直してみたくなってきたので
食堂に本を持って行こうかとも思うが
…やめておこう
どんな本も食事には向かない
言葉なんか知らない人のように食べるのがいちばんいい
とくに遅い昼食の時なんかは



*Lectures du film, par Christian Metz, Jean Collet, Michel Marie, Daniel Percheron, Jean-Paul Simon, Marc Vernet, Edition Albatros, 1975.




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