かなしいことばかりの人生だったので
かなしいかもしれないことが起こっても
かなしいこと慣れをしてしまっている心はもう揺れもせず
かなしい顔をおもてにこぼしてしまうこともない
けれども
ほかの人に起こったかなしいことに対しても
そんなことには慣れているよね
そんなことには慣れなくちゃね
そんなことには慣れておきなよ
などという思いがすぐに湧きあがってきて
ちょっときびしい心の態度を取ってしまうのは
いけないのかもしれない
みんな
かなしいことに弱い人たちだから
みんな
わたしほどかなしみの場数を踏んできていないのだから
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