2018年4月30日月曜日

牛込橋のとダンフェール・ロシュロのと


飯田橋駅の西口には牛込橋があって
そこの上を通るのは早稲田通りで
ずっと真っすぐ行けば
神楽坂界隈を抜けて
やがては馬場下町や穴八幡へ
さらに行けば高田馬場駅へ到る

そんなことは
地図を見てもらえばわかる

ここにわざわざ記したいのは
いつも繁華な牛込橋の上で
そこそこ
ちゃんとした身なりのサラリーマンが
壁側に向いてではあるのじゃが
堂々と立ちションベンをしておった
というなのら
(いかん、文末が溶解してきてをる…)

夕方の頃あいじゃったが
もう日も長いからのぅ
歩いている人がちょっと横を見て
あ!
と気づけば
まァ
丸見えじゃテ

すぐ近くには交番

なかなかの
それなりの
ほんのちょっと小市民を超えた
勇気ある御仁で
ござるナ

そういえば
こないだ
パリでも見たぞ
堂々たるものじゃっタ
ダンフェール・ロシュロのメトロ駅の
出口の真ん前の
マロニエの木にむかって
白人中高年が
いたしておったゾ
憤慨の声を上げながら
数人が脇を通っていった
ズズズズズ
とか
ドドドドド
とか
そんな濁音カタカナを連続させたくなるような
音を立てて
豪勢に放尿しておられタ

なんだか
パリのエネルギーを感じさせられるような
爽快な勢いであっタ

牛込橋のほうは
音もなく
サイレント映画していタ

こんなわずかの事例で
日仏文化比較論をしようとは
思って
おらんヨ




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