この頃
唯一無二でない時間というものが
ない
完璧な
絶対の時間
そう感じることが多く
ひょっとしたら
死ではないか
これが!
これが?
そう感じる
あらゆる時間が論理的に前世である
数十年後どころか
数年後
数週間後には
この身体は死んでいるかもしれないのだから
だとすれば
生きているつもりの今は
あきらかに前世
前世の行いが来世につよく影響する
というのは
わかりやすい
今の生きざまが来世を決定していく
というのは
わかりやすい
今という時間が明日を決める
などと
道徳めかした言い方よりも
思い切って
前世
来世
ということばで攻めたほうが
風情もある
一期一会
ということばは
なにより
時空との一期一会
であっただろう
まわりの人や
ものや
できごとなど
時空の一部でしかない
じぶん
なるものも
また
いつか死ぬのなら
すでに
死んでしまっているはずで
思う
なんだかわからないが
なんという
たいへんな力技か
あるとか
ないとか
もてあそび続け
明るさと
暗さとを
ぐるり
ぐるり
動かし続け
次々
ものごとやありようを
変え続けていく
この
ご苦労さまな
演出は
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