現代の映画を見ると
ストーリーの中に
見せ場や
伏線や
いわゆるキャラ付けというのか
観客の心を惹くような
大小の癖のある人物造形が
これでもか
これでもか
と作り込まれていて
飽きる
どの映画を見ても
これでもか
これでもか
と作り込まれているが
どの映画も
これでもか
の作り込み方が同じで
飽きる
飽きないための
映画
だよな?
って
思うんだが
飽きる
なにが画面上で起ころうと
展開されようと
だいたい一時間半とか二時間とかすれば
解決するんだ
そんな解決へ
ゴタゴタ
ワラワラ
ズドン
ドキューン
ボカン
ドッカーン
を一定数響かせたあげく
収めようとする
心根
すけすけ過ぎて
飽きる
そうして
あれや
これやの
映画を見ながら
想うのだ
想像するのだ
ストーリーのない
見せ場や
伏線や
いわゆるキャラ付けのない
観客の心を惹くような
大小の癖のある人物造形など
これでもか
これでもか
などとは
作り込まれていない
ポッカーンとした
あっけらかーんとした
遠距離列車の
窓外の
えんえんと続く草原の風景のような
そんな映画
大ヒットしちゃったり
しないかな
どこの国でも
都会の立派な映画館で
また
場末の
古い椅子の映画館で
遠距離列車の
窓外の
えんえんと続く草原の風景のような
映画
何ヶ月も
そればっかり
大ヒット
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