空気感や
土の触りぐあい
水の感触
木材の表面の指ざわり
五感で感じられる
そのほか
すべてのもの
“実体”と
呼びたくなってしまうような
もの
それらで
世界はできているのでは
じつは
ない
と激しく悟った
世界は
極度に抽象的な網のからまりでできている
網の撚れ目は
時にかたちをなし
時に線となるが
いずれにせよ
それらはつねに
数で
間接的に翻訳表記できる
あらゆる“実体”は
抽象的な網のからまりの
つかの間の状態に過ぎない
網がどう歪んでいくか
どう分解し
また
からまり直すか
そこだけに
真に
注目せよ
そのように
強い教えが来た
そろそろ
“実体”や“手ざわりあるもの”に
惑わされて
かまけ続けるのを
やめよ
と
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