2017年11月23日木曜日

いつも静かに やさしげに そして弱々しげに

  

詩歌のようなかたちで記そうとすると
思いの中にある批判はほとんどすべて落し
いつも静かに
やさしげに
そして弱々しげに
微笑んででもいるかのようなふうを装ってしまうという
そんな隠微な強制の蒙りを
ほかならぬ詩歌のかたちから受けてしまう気がする

わざとそれを引き受けて
いつも静かで
やさしげで
そして弱々しげな
毒にも薬にもならないふうを装うふりも
もう何十年もしてきたが
それがほとほと嫌になったというわけでもなく
芸はいっそう巧みになってきたように自分では感じている

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず
と名コピーを残した
薩長土肥の列島支配の広告塔
にして
人材開発者
の言葉に
もし一部の真理がありでもするのなら
もう一度
もう何度でも
維新の旗を掲げなければならない頃合いだからこそ
いよいよ況して

いつも静かに
やさしげに
そして弱々しげに


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