ここでも
徒党を組もうとしているな…
と
よく感じる
醜い
言葉ともつかぬ
馴れあった言葉もどきのやりとりや
曖昧な微笑を交わしあって
徒党を
というより
徒党のまぼろしを
つかの間
組んで
…さびしくて
しょうがないのだろうか
びくびくと
臆病者なのだろうか
そうして
ことのほか
自分を認めない者を
つかの間の集団をなして
批難したり
追いこんだつもりになったりして
弱虫の
はかない集団
ひとりで
街を歩きまわったり
ひとりで
酒も飲めない
おとこたち
そんな小さな群れあいを
いくつも見てきたが
どれも崩れ
なにものかになったわけでも
ない
忘れられ
中で離反しあい
二三人
そんなうちの者の
死を
遠い風音のように聞いたが
つくづく
魅力もおもしろみも
ない奴だったなと
ちょっと
思うだけで
その連中とすれ違っていた頃の
他の部分を
深く
懐かしく思い出したりする
0 件のコメント:
コメントを投稿